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2005年冬の旅は東京駅からのスタート。ちょっとフライング気味に着いてしまったので仕方なく早めにホームに向かうと、しばらくして来年3月のダイヤ改正で東海道線から消えてしまう、おなじみのオレンジと緑の電車(113系)が入ってきました。今日の第一走者もおなじくして消えてします列車です―
―その列車とは夏の旅行で乗りそびれてしまった寝台特急「出雲」号です。今年度だけで「あせかぜ」・「さくら」・「彗星」とそして「出雲」と4列車も消えていく夜行列車。列車で旅する者にとって次々と出発手段を奪われてしますわけです。
発車前に現存する唯一の純正の食堂車(北海道行き寝台特急のは改造車)にも行って見る事に。廃止前の記念撮影にここを訪れている人も結構いました。果たしてこの車両は廃止後も残るのでしょうか?(多分、廃車になるんだろうな・・・)
定刻に東京を発車した終点・出雲市に向けて走り始めました。この日は減車された9両編成(通常は11両)でしたが、各車両まばらに人がおり「これなら大丈夫かな?」と思いました。しかし考えてみるとこの日は冬休みも始まった12月25日。少しぐらい乗っていないとね・・・。
列車はビックカメラや山手線を横目に見ながら有楽町を通過しました。
今度は遠目に東京タワーとそして車両基地が見えてくると品川を通過。去り行くホームを最後尾のデッキから一枚撮りました。
▼食堂車からの車窓
東京を出て最初の停車駅は横浜。ここでは右手に京浜急行そして左手に湘南新宿ラインと出合いました。約1分の停車時間でホームで電車待ちの人々から物珍しそうに見られながら横浜を発車。
次の停車駅の熱海には22:39に到着。ホームをまたいだ向こう側には東京で目撃した113系が停車中でした。どうやら車庫入庫をかねた小田原行きで時刻もそろそろ終電の時間。これから東海道の夜は更けていきます。
あたりが真っ暗の中で明かりが見えてくるとそこは静岡でした。隣にはあまり見慣れない東海道線・菊川行きが停車中で、時刻表を見るとどうやらこれが"普通"の最終列車。この後は「サンライズ」・「銀河」・「ムーンライトながら」などの夜行と貨物列車が続行していきます。
さて、明日もあるのでこの日はこの辺で寝ることにしました。翌朝に目が覚めればどうような景色になっているのでしょうか?・・・。
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